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外来|熊本県玉名市高瀬の眼科|福島眼科医院

外来

Outpatient

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当院で多い眼科疾患

白内障

白内障

成人から高齢者に多い病気で、かすみ目(視力低下)、眩しさなどの症状が出ます。目の中のレンズ(水晶体)が加齢とともに濁ることが原因です。近年では手術器械や技術の進歩に伴い、比較的安全に手術を受けることができます。

緑内障

成人から発症することが多く、目の成人病と呼ばれています。また、日本人で失明率が最も多い病気です(約30%)。目の圧力(眼圧)が高くなり、視野(見える範囲)が狭くなり、放っておくと失明に至ります。早期は自覚症状に乏しいですが、画像処理技術の向上により健診等を受けていただくことで早期発見が可能となっております。また、眼圧は高くないのに緑内障と同じ視野変化を生じる病型として正常眼圧緑内障があります。日本人はむしろ正常眼圧緑内障が多いとされています(成人の3.6%)。緑内障の病型や進行度に応じて、点眼や手術、レーザーでの治療を行います。

糖尿病網膜症

糖尿病による循環不全が原因で起こる病気です。発症してすぐには症状がありませんが、病期が進行するにつれて視力障害が起こってきます。網膜の毛細血管が高血糖のために閉塞していく病気です。日本人では緑内障に次いで2番目に失明率が高い病気です。早期発見、治療が病気の進行抑制にとって重要です。治療の第1歩は糖尿病のコントロールですが、網膜症を起こしたら、その進行段階や症状、所見に応じて、網膜光凝固術(レーザー治療)や硝子体手術、硝子体注射(抗VEGF療法)を行います。

網膜静脈閉塞症

成人で起こりやすい病気で糖尿病や高血圧、脂質異常症を持った方に多く発症します。突然の視力低下や視野の一部が見えにくいなどの症状があります。網膜静脈が圧迫され、網膜に出血や浮腫が起こります。薬物治療、網膜光凝固術、硝子体への抗VEGF薬の注射などの治療を行います。

調節緊張症

いわゆる仮性近視と呼ばれていますが、近視の初期段階です。近くを見る時、目の中のレンズ(水晶体)は厚くなってピント合わせをします。小児期、近くを見る時間が長いと厚くなったレンズが元に戻り難くなります。この状態が続くと目は近視化していきます。早期に治療を開始することで、近視の進行抑制が期待できます。

小児の近視

小児の近視

近年、近視の始まる年齢が低年齢化しています。テレビゲーム、スマートフォン、パソコン、テレビの大型化などが影響しているようです。また、近視は20歳くらいまでは進行することがあります。近視の進行は、網膜剥離や近視性黄斑症など様々な眼疾患のリスクを上昇させますので、特に小、中、高校生くらいまでは近視で眼鏡を作成しても近視の進行予防は大切です。

斜視・弱視

斜視には外斜視、内斜視、上下斜視などがあります。乳幼児、小児期に保護者が気付くこともあれば、周囲の方から指摘されて受診されることもあります。専門の医師と視能訓練士が治療を担当します。
弱視は原因により、斜視弱視、屈折異常弱視、不同視弱視、形態覚遮断弱視があります。生まれてすぐの赤ちゃんの視力は明暗が分かるくらいで、生後1ヶ月で0.1くらい、6ヶ月で0.5、1歳で0.7、3〜5歳で1.0と人間の視力は生まれてから発育します。この発育段階で斜視や遠視があると視力の発育に影響し、視力の発育不足を起こしたものが弱視です。専門の医師と視能訓練士による早期の診断と治療が必要です(ヒトの視力の発育はおよそ10歳で終わってしまいます)。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズ

近視や遠視の方が装用しますが、コンタクトレンズにはソフトとハードコンタクトレンズがあります。近年は使い捨てソフトコンタクトレンズが主流ですが、ソフトかハードかはまず診察を受けて、医師やスタッフと相談して決めていただいています。ここ数年、最初は眼科やコンタクトレンズクリニックで作成されますが、その後、インターネットで購入される方が増加し、コンタクトレンズの定期検査を受けられないため、コンタクトレンズ装用者の目のトラブルが増えています。ネットで購入するにしても1年に数回の検査を受けられることをお勧めします。

ドライアイ

目が乾燥しやすくなることで様々な症状を呈する病気で、涙液層の安定性が低下することが原因となります。パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを日常的に使用する方に多く見られますが、中年期以降の女性にも多く見られます。また、エアコンも原因の1つに挙げられます。目がシパシパする、しばらく目を開けていたら閉じたくなる、目が疲れやすい、目がコロコロするなどの症状が出ます。点眼薬での治療が中心ですが、その他に涙点プラグ挿入や涙点閉鎖術など外科的治療を行う場合もあります。

神経眼科疾患

視力障害、視野障害、複視(物がダブって2つに見える)、眼瞼下垂などの症状がありますが、その原因は多種多様です。
視神経炎(症)、脳梗塞、脳動脈瘤、重症筋無力症、糖尿病、外傷、脳炎などありますが、脳動脈瘤のように命を脅かす疾患もあります。

外眼部の病気

外眼部の病気

アレルギー性結膜炎、細菌性結膜炎、麦粒腫、霰粒腫、鼻涙管閉塞、眼瞼内反症など様々な病気があります。すべての疾患に対応いたします。

飛蚊症

明るいところで虫が飛んでいるように見える、糸くずみたいなものが見えるなどの症状で受診されます。ほとんどの方は目の中にある硝子体というゲル状の液体(生卵の白身のようなもの)が加齢に伴い混濁を生じたものですが、網膜の一部にほころび(網膜格子状変性)や穴(網膜円孔)、裂け目(網膜裂孔)ができた場合や、また網膜からの出血で起こる場合もあります。早期の受診をお勧めします。

加齢黄斑変性

主に加齢に伴い、目の奥(網膜や脈絡膜という組織)の血管に異常をきたし、血管から水漏れや出血を起こす病気です。病気の活動性が高い場合には、注射やレーザーで治療を行います。放置していると徐々に視力が低下したり、大きな出血を起こすと急激な視力低下をきたすことがあります。

黄斑前膜、黄斑円孔

目の奥(網膜)の視力に関わる部分(黄斑)に余分な膜が張ったり(黄斑前膜)、穴が開いたり(黄斑円孔)する病気です。ぼやけて見える、歪んで見えるなどの症状がみられます。症状や所見が軽い場合には治療せず経過をみることもありますが、強い場合には手術が必要となります。

以上は当院外来で特に多い病気を例に挙げて説明していますが、眼科の病気はこれ以上に沢山あります。
何か気になるようであれば、まずは当院で診察をお受けください。